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7月26日のセミナーを終えて

~マネジメントのエアポケット

先週26日夜に、『casica』セミナー ~進捗管理・フィードバック編を開催しました。

多数の方にご参加頂き、有難うございました。

 

当日は、仕事を依頼した後に、その仕事の品質を担保するための進捗管理、

仕事が終わった後に、本人の成長のためのフィードバック、

その2つについてお話しました。

 

詳細については、別途ブログで述べますが、

今回は当日の参加メンバーから感じた事を述べたいと思います。

 

一番感じた事は、

マネジメントにとって、核心的に大切なことが伝わっていない

という事でした。

多くのマネージャーが求められる成果を創出するにあたって、

「進捗管理」「フィードバック」は非常に重要です。

仮に、その2つをしなかったら、どんなことが起こるのでしょうか?

恐らく

・部下が頼まれた仕事を期待通りに出来ない。

・そのため、自分が“巻き取る”ことになる(時間を浪費してしまう)。

・部下が何度も同じ間違いを起こす(成長しない)。

・そのため、また自分が“巻き取る”ことになる(時間を浪費してしまう)。

結局、ただでさえ多忙なのに、さらに多忙になってしまいます。

 

私は、HR(人材開発)業界、その前のメーカー時代を含めて12年ほどになります。

その経験で考えてみると、実際のマネジメント研修やマネジメントの現場では

重要性であるにも関わらず、この「進捗管理」や「フィードバック」について

十分に注意が向けられているとは言えません。

マネジメントのエアポケット(空白部分)と言えるでしょう。

 

なぜ、エアポケットなのかは、様々な理由が考えられますが、

このエアポケットについて自社の状況について考えてみる意義はありそうです。

一度、現場のマネージャーにヒアリングを行い、自社のビジネスにとって

理想の「進捗管理

理想の「フィードバック」

について考え、共有してみると良いでしょう。

    

松本 宜大